生活文化政策部
部長 片桐 誠
区民健康村・
ふるさと交流課長
大谷 昇
スポーツ推進部
部長 内田政夫
スポーツ推進課長 中潟信彦
スポーツ施設課長 野元憲治
交流推進担当部
部長 小澤弘美
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
本日の会議に付した事件
1.報告事項
(1) 令和三年度
一般会計補正予算(第八次)について〔当
委員会所管分〕
(2) (公財)世田谷区
スポーツ振興財団業務委託先への
不正アクセスによる情報流出について
(3)
世田谷おもてなし・交流・
参加実行委員会の取組みについて
(4) 縁組協定四十周年区民健康村関係者の集いの実施報告について
(5) その他
2.閉会中の
特定事件審査(調査)事項について
3.協議事項
(1) 参考人の出席要請について
(2) 次回委員会の開催について
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
午後一時一分開議
○阿久津皇 委員長 ただいまからスポーツ・
交流推進等特別委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○阿久津皇 委員長 本日は報告事項の聴取等を行いますが、引き続き
新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者の報告は簡潔明瞭に、委員の質疑は要点を絞るなど、会議時間の短縮に御協力をお願いいたします。また、発言の際にはお手元の
ワイヤレスマイクの使用をお願いいたします。
それでは、1報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)令和三年度
一般会計補正予算(第八次)〔当
委員会所管分〕について、理事者の説明を願います。
◎内田
スポーツ推進部長 それでは、令和三年度
一般会計補正予算(第八次)につきまして、当
委員会所管分、
スポーツ推進部の補正予算につきまして御説明をいたします。
説明につきましては、議案の右下、もしくは左下に記載してある冊子のページ番号で説明をいたします。
それでは、
補正予算書の六二ページを御覧ください。歳入でございます。
六二ページの
予算科目区分目03
衛生費補助金でございます。そして、六三ページの中段を御覧ください。区分で、20
新型コロナウイルスワクチン接種事業につきまして、説明欄の12
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業の補正でございます。これは大蔵第二運動場を
新型コロナウイルスワクチン接種会場として使用することに伴い、
指定管理料の増額に対しまして、
国庫補助金九百三万七千円を増額補正するものでございます。
続きまして、六八ページ御覧ください。項02都補助金、目01
総務費補助金でございます。六九ページを御覧いただきたいと思います。節41
新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金につきまして、45
地方創生臨時交付金(
スポーツ推進部)の補正でございます。これは
新型コロナウイルス感染症の影響による
指定管理料の増について、東京都の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てるため、大蔵第二運動場の維持運営に三百五十六万七千円を増額補正するものでございます。
次に、節の区分の42
ホストタウン等新型コロナウイルス感染症対策交付金についてです。その横、1
ホストタウン等新型コロナウイルス感染症対策交付金の補正でございます。これは
新型コロナウイルス感染症の影響による東京二〇二〇大会関連の事業内容の変更及び中止に伴い、八千六百五十五万二千円を減額補正するものでございます。
続きまして、七六ページ、七七ページでございます。七六ページの
予算科目区分は目02の
利子及配当金でございます。右側の七七ページ、区分でいきますと、02基金利子につきまして、52
スポーツ推進基金の補正として、積立利子に係る十二万五千円を増額補正するものでございます。
以上が歳入でございます。
続きまして、歳出でございます。
一〇〇ページを御覧ください。目でいきますと、14
スポーツ振興費でございます。
次に、一〇一ページを御覧いただきたいと思います。一〇一ページの下段のところ、説明欄を御覧いただきたいと思います。
まず、1
スポーツ振興事業費の補正として、7大蔵第二
運動場公園運動施設の維持運営についてです。これは先ほど説明申し上げました大蔵第二運動場の
ワクチン接種会場使用、そして
新型コロナウイルス感染症の影響による
指定管理料の増額の補填として千二百六十万四千円を増額補正するものでございます。
次に、10の二〇二〇年
東京オリンピック・
パラリンピック気運醸成でございます。これも歳入と同様に、
新型コロナウイルス感染症の影響による事業内容の変更及び中止に伴い、一億二千六百六十五万六千円を減額補正するものでございます。
そして一番下、11
スポーツ推進基金積立金でございます。歳入のところで御説明しましたとおり、基金への積立利子、そして、今後の
上用賀公園施設整備、
大蔵運動場、大蔵第二
運動場整備、
和田堀給水所の上部利用における
スポーツ施設整備など、将来の需要に備えた積立てとして、合計で二十億五千四百六十八万四千円を増額補正するものでございます。
最後に、一六八ページ、事業名でいきますと、
総合運動場施設整備工事、一六八ページの下段のほうでございます。そして、右側、一六九ページを御覧いただきたいと思います。繰越しの理由でございますけれども、
大蔵運動場温水プールの非
常用発電機の触媒、そして蓄電池の交換作業が年度内に終了しないため、繰越明許として計上するものでございます。
スポーツ推進部の補正予算の説明は以上でございます。
◎小澤
交流推進担当部長 続きまして、当
委員会所管分、
交流推進担当部の補正予算について御説明いたします。
まず、歳入でございます。
補正予算書の八〇ページ、八一ページをお開きください。八〇ページ、予算区分の目22
国際平和交流基金繰入金でございます。八一ページの説明欄4
おもてなしプロジェクトの補正でございます。
新型コロナウイルス感染拡大による
おもてなしプロジェクト事業の中止や規模の縮小に伴いまして、基金からの繰入れを八百三十五万四千円減額補正するものでございます。
次に、歳出でございます。
九四ページを御覧ください。九四ページ中段、予算科目の目03
企画調整費でございます。続いて、九五ページ中段、区政運営の
企画調整費の補正を御覧ください。こちらの
企画運営調整費の補正に10
おもてなしプロジェクト事業運営と記載してございますが、こちらも歳入と同様に、
新型コロナウイルス感染拡大による
おもてなしプロジェクト事業の中止や規模の縮小に伴いまして、八百三十五万四千円減額補正するものでございます。
交流推進担当部の補正予算の説明は以上でございます。
◎片桐
生活文化政策部長 私からは、
生活文化政策部の補正予算について御説明いたします。
初めに、歳入予算の補正です。
六八ページ、六九ページをお開きください。予算科目の区分、目01
総務費補助金についてです。六九ページの説明の欄にあります20
地方創生臨時交付金ですが、これは
新型コロナウイルス対策経費に対して、都の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の交付が決定したことから、区民健康村維持運営について二百九十九万二千円を補正するものです。
続きまして、歳出予算の補正です。
一〇〇ページ、一〇一ページをお開きください。予算科目の区分、目10健康村費についてです。一〇一ページ、説明の欄にあります1区民健康村
維持運営費の補正のうち、1の区民健康村施設整備ですが、これはなかのビレジ非
常用発電機の交換及び
屋根つき広場水銀灯の
LED化改修工事とふじやま
ビレジ宿泊棟広場改修工事の経費といたしまして五千五百八十三万円を補正するものです。次に、2の区民健康村維持運営ですが、これは
新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、世田谷区民健康村の
指定管理料の経費としまして二百九十九万二千円を補正するものです。財源は、先ほど御説明申し上げました
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金となります。
続きまして、
繰越明許費の補正についてです。
一六八ページ、一六九ページをお開きください。一六八ページ、下段の区分、項、区民費、事業名、区民健康村施設整備の五千五百八十三万円ですが、これは工事の前倒しに伴い、なかのビレジ非
常用発電機の交換及び
屋根つき広場水銀灯の
LED化改修工事とふじやま
ビレジ宿泊棟広場改修工事が年度内に終了しないため、令和四年度への
繰越明許費として計上するものです。
生活文化政策部所管分については以上です。当
委員会所管部分の説明は以上となります。
○阿久津皇 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆菅沼つとむ 委員
オリンピック関係で支出と収入があるんだけれども、できなかった事業もあるんだけれども、ばさっと言って、どのくらい区の負担になっているの。分からなかったらいいや。
◎小澤
交流推進担当部長 交流推進担当部で所管しています
おもてなし関連で言いますと、一応
サービス公社のほうから令和元年に三千万円の寄附を頂きまして、その寄附の趣旨がやはり多様性、また国際理解、そういったものに活用してほしいということで、そちらの意思に基づきまして、今回、
おもてなしの事業のほうで、その三千万円は入れさせていただいているんですが、それ以外については区の単費となっております。
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○阿久津皇 委員長 それでは、(2)に移ります。
情報共有システムの
特別委員会フォルダからスポーツ・
交流推進特別委員会から、本日の資料をお開きください。
それでは次に、(2)(公財)世田谷区
スポーツ振興財団業務委託先への
不正アクセスによる情報流出について、理事者の説明を願います。
◎中潟
スポーツ推進課長 それでは、急遽、案件として入れさせていただいた件でございます。
公益財団法人世田谷区
スポーツ振興財団業務委託先への
不正アクセスによる情報流出について御説明させていただきます。
概要でございますが、世田谷区
スポーツ振興財団が委託しております
教室等申込・受付・
決済顧客管理システム及び
施設利用料コンビニ支払いによる
代金回収事務委託におきまして、
システム運営・
決済代行受託者が運営、管理をしております
決済情報データセンターサーバー内に
不正アクセスが確認されたことから、情報流出及び情報流出した可能性があることが発覚したため、報告するものでございます。
2の財団からの
業務委託先でございますが、
株式会社メタップスペイメントでございます。
3の
業務委託契約件名につきましては、(1)、(2)のとおりでございます。
4の被害状況でございます。まず、(1)の
教室申込システムを経由した登録者の
クレジットカード情報でございますが、流出した可能性があるものにつきましては、
クレジット番号、有効期限、
セキュリティコード、こちらの三点でございます。その情報流出した可能性のある件数でございますが、本業者を利用している顧客の四十六万三百九十五件のうち、財団に該当する情報流出した可能性は六百五件でございます。次に、(2)の
施設使用料をコンビニで決済した利用者の情報でございます。こちらにつきましては、氏名、
利用者ID――利用者を識別する番号、この二点でございます。情報流出した全体百九件のうち、財団に該当する情報流出は一件でございます。
次に、この間の経過でございます。まず、令和四年一月二十四日、
メタップスペイメント社――以下MP社と申します――が
決済データサーバーへの
不正アクセスの懸念が判明、
不正ファイルの存在を確認したため、
スポーツ振興財団の
クレジットカード決済、トークン方式というものでございますが、そちらのサービスを翌二十五日より停止する旨、MP社から財団が連絡を受けております。連結して管理しております財団の
教室申込システムの登録者に関する情報流出はないということをその時点でMP社から財団が報告を受けているものでございます。
二ページ目を御覧ください。翌一月二十五日、MP社につきましては、自社が運営する
クレジットカード決済システム(トークン方式)への
不正アクセスを確認、情報流出の可能性があることを公表されました。その際に
第三者委員会を設置し、詳細な調査の上、二月下旬に公表すると報告を受けております。その報告を受けまして、
スポーツ振興財団が管理する
教室申込システムの
クレジットカード決済を停止いたしました。さらに一月二十八日でございます。財団はMP社と協議の上、
カード決済方式について、トークン方式から他の方式へ変更し、
クレジット決済を再開しております。この間につきましては、かなり
カード決済の利用者が多いということで何とかできないかということの協議、さらに
クレジット会社からの新たな方式への変更についての承認を得られたということで安全性を確認し、再開を決定したものでございます。
月が変わりまして、二月二十一日、MP社より第三者機関の調査によりトークン方式を経由した決済情報について、情報流出の可能性があると財団に報告がございました。先ほどの被害状況の内容の報告でございます。翌二十二日に財団がMP社へ事情聴取し、
区スポーツ推進課へ口頭により報告をいただきました。さらに、
スポーツ推進課から
ICT推進課ほか
庁内関係所管へ報告をしております。一日置きまして、二月二十四日、財団よりさらなる事情聴取からの報告を
スポーツ推進課にいただき、
スポーツ推進課につきましては、関係所管で情報共有をしたというものでございます。
次の6今後の対応でございます。まず、(1)のMP社でございますが、昨日二月二十八日に、調査結果として
ホームページ上で公表されております。その内容につきましては、専用の
相談電話窓口の開設、
クレジットカード差し替え手数料、差し替えたいと申し出た方についてはMP社の負担で行う。さらに
クレジットカード会社と連携し、
流出可能性のあるカードの
取引モニタリングを実施する。さらに、不正利用が判明した場合につきましては、利用者の負担がない各
クレジット会社へ相談するよう案内をする、
クレジット会社が補填するという内容でございます。さらに、MP社につきましては、
再発防止対策委員会を設置しておりまして、令和四年四月末に再発防止策を発案するというところの報告を受けてございます。
次に、(2)の
スポーツ振興財団の対応でございます。二十八日のMP社の公表を受けまして、同日十四時に財団のほうから情報流出の可能性のある登録者へMP社の
専用相談窓口案内等問合せ先を明記したメールを個別に発送しております。さらに、財団の
ホームページで公表してございます。そのほか、本件につきまして、財団におきましては、財団が主催する各種事業に参加する区民等の被害が及ぶおそれ、あるいは被害を最小限に食い止めることを目的に立ち上げる
中央対策本部を立ち上げ、二十一日より対策を開始しているところでございます。さらに、昨日、メール送信のうち五件の不受理があり、そこにつきましては速達で対応してございます。さらに本日でございますが、新たに郵送にて
該当者宛て再確認のための通知を発送するということを決定したということでございます。
さらに、昨日十時、MP社の公表から、十時から十一時の一時間の間でございますが、MP社の
コールセンターのほうに問合せは二百件ということでございました。今後、その
定時報告等をどのように対応するかというのは、財団とMP社で現在協議をしているところでございます。財団への問合せにつきましては、本日一件ございまして、そのMP社のフリーダイヤルがつながらない、呼出し音が鳴ったままだというような状況が一件ございまして、そこにつきましては、アナウンスをするですとか、回線数を増強するなどの指示をしているというところでございます。
最後に、(3)世田谷区の対応でございます。区も二十八日、財団の公表を受けて
ホームページで公表してございます。さらに、財団に対しまして、
教室申込システムのセキュリティーの信用性、
不正アクセスの原因究明について、MP社への情報聴取を進めるとともに、今後の改善策などについて報告を求めているというところでございます。
説明は以上でございます。
○阿久津皇 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆あべ力也 委員 流出した情報の中に
メールアドレスというのは、ひもづけになっているものが流出したんですか。流出したと疑われる方にメールでお知らせをしたということで、直近で郵送でまたやられたということですけれども、方法として、やっぱり初めから郵送で送らないと、メールでそういうのが来ても、まず私なんかは開かないですね。スパムなのかなと思っちゃいますし、その辺、こういうことが生じたときの対処の仕方というのを財団も区の所管もちゃんと検討されたんですか。決めてあるんですか。何か後追いで、誰かに言われたのか何か知らないけれども、郵送でまた確認で送ったと。初めから、こういう
情報漏えいの場合には、メールでこういうことがありましたよと当事者に送ること自体が、情報が漏えいしているんだから、
メールアドレスそのものも漏えいしている可能性もあるわけじゃないですか。その辺はどういうふうにお考えになったのか、ちょっと聞かせていただきたいんですけれども。
◎内田
スポーツ推進部長 先ほど課長が御報告したとおり、
メールアドレスにつきましては、漏えいはないというところでございます。会社のほうが二十八日に公表したというところがございますので、まず、その六百五名の方々に早く情報をお届けしたいというところがあり、それの部分についてはメールが一番早いだろうというところで、メールを出したところでございます。
ただ、我々もそうなんですけれども、メールをたくさん受けている方、あるいは表題だけ見て削除する方、いろいろいらっしゃいますので、そういう意味では、メールだけで六百五人の方が内容が分かったということにはならないだろうというところでございます。プラス、五件につきましては、メールを出したんですけれども届かないというところがありましたので、その方々については速達、プラス、皆様方に再度、メールだけではなくて、確かに郵送だと何日か遅れますけれども、確実性もあるというところもありますので、両方で対処したというところでございます。一番最初にメールを出したというのは、なるべく早く六百五名の方に内容について知っていただきたいということで、スピードという感覚を持って、そちらのほうを選択させていただいたというところでございます。
◆あべ力也 委員 それと、情報が流出して、
カード番号と、
あとセキュリティコードも流れているということになると、現状、被害が出ないとは限らないですよね。その場合に、その損害に関しては、
カード会社が損害を持つんですか。それとも、漏えいしたところの事業者が持つんですか。
カード会社がそういう保険に入っているから
カード会社が持つという場合もあるんでしょうけれども、そもそも漏えいに関して責任があるということになれば、
カード会社から請求される可能性もありますよね。その辺はどうなんですか。
◎内田
スポーツ推進部長 財団を通じて、この
メタップスペイメントのほうに確認をしたところ、例えば、今、委員から御指摘のとおり、
クレジット番号等々が不正に流出になってしまったというところがあり、仮に損害が出た場合につきましては、その金額の部分については
クレジット会社が払うというところで報告を受けているところでございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○阿久津皇 委員長 それでは次に、(3)
世田谷おもてなし・交流・
参加実行委員会の取組みについて、理事者の説明を願います。
◎小澤
交流推進担当部長 それでは、私から
世田谷おもてなし・交流・
参加実行委員会の取組みについて御報告いたします。
1経緯でございます。区は、東京二〇二〇大会で世田谷区を訪れる方々を
オール世田谷で温かくお迎えする取組や大会後のレガシーである共生の
まち世田谷の実現に向けて、
世田谷おもてなし・交流・
参加プロジェクトを立ち上げました。また、官民が連携した
プロジェクト事業を円滑に進める推進役として
世田谷おもてなし・交流・
参加実行委員会が設立され、区民からの提案事業をはじめとする
実行委員会事業を実施してまいりました。
新型コロナウイルス感染拡大による対面での交流活動が大きく制限される中、東京二〇二〇大会開催が一年延期され、馬術競技は無観客での開催になりますなど、当初の予想とは大きく状況が変わってございます。そのため、
実行委員会事業の実施におきましては、感染対策を徹底し、オンラインを活用するなど工夫を行いまして、
アメリカ合衆国選手団への応援やコロナ禍での
応援メッセージとなるよう、区民の参加を基軸に事業を展開してまいりました。
2
世田谷おもてなし・交流・
参加実行委員会の概要でございます。
実行委員会の設立趣旨、役割、また
プロジェクトの賛同団体数等につきましては、資料に記載のとおりでございます。二ページ目になります。(4)主な
実行委員会事業でございます。
実行委員会事業でございますが、先ほど申し上げたとおり、対面での実施方法を見直しまして、オンラインを活用したパフォーマンス、またメッセージの配信など接触を避けた感染防止、またそういったものを徹底し、事業を実施してまいりました。詳しい事業の内容でございますが、①の
世田谷スーパーエールから⑤の広報・PRまで、別紙の資料で説明をさせていただきたいと思います。中止の事業でございますが、二点ございまして、
世田谷スーパーパレード二〇二〇とコミュニティライブサイトでの
賑わいイベント、こちらは中止とさせていただきました。
続きまして、3東京二〇二〇大会以降の取組みでございます。まず、
実行委員会は、東京二〇二〇大会の開催までの期間、
オール世田谷で
おもてなしプロジェクトに取り組む推進役としての役割を務めてまいりました。今後は、
実行委員会や
実行委員会事務局が主体となり事業を推進するスタイルから、賛同団体が相互につながりを持ち、
実行委員会設立趣旨にございます世田谷の特色を伸ばし市民活動や地域交流に発展するよう各団体が主体的に取組を進めてまいります。
また、区は、
アメリカ合衆国の
ホストタウン・
共生社会ホストタウンの取組をはじめ、様々な分野における取組をレガシーとして引き継ぎ、共生の
まち世田谷の実現を目指してまいります。
また、区制百周年に向けての
スタートアップの年となる令和四年度以降の区の取組におきまして、今回、区民、事業者、区、こういったものが連携して、参加と協働という形で推進した経験を継承いたしまして、コロナ後を見据えた持続可能な社会の実現を目指してまいります。
4
おもてなし・交流・
参加実行委員会の開催でございますが、三月十八日にこれまでの活動を総括する形での委員会を開催する予定です。
資料のほう進んでいただきまして、六ページを御覧いただきたいんですが、六ページから一二ページにかけまして、
世田谷スーパーエールについての御説明を記載させていただいております。
世田谷スーパーエールでございますが、こちらは区内活動団体の演技、演奏によるパフォーマンスを動画で公開いたしまして、区民、医療従事者、区内事業者にエール、また感謝を贈るという目的で、コロナ禍を
オール世田谷で乗り越え、まちに活力を取り戻す、そういったものを目的に実施いたしました。
当初は、世田谷区内を中心とした学校、団体、事業者による世田谷オリジナルの参加型のパレードとして企画いたしましたが、
新型コロナウイルス感染拡大によりまして、事業実施方法を変更いたしまして、パレードに参加する予定だった団体に、コロナ禍での活動の様子や思いをメッセージ動画として募集させていただいて、六団体の動画を公表しました。その際、各団体からは、コロナ禍でも工夫して活動を継続していること、また、区民に向けた演技、演奏の機会、そういったものを求める声がございましたので、団体の活動を披露する場として、ユーチューブに
世田谷おもてなしチャンネルを開設いたしまして、
世田谷スーパーエールとして配信をいたしました。また「誰かに送りたいあなたのエール」として、一千二百を超える区民からのメッセージを
ホストタウン・
共生社会ホストタウンのロゴマークにかたどったモザイクアートとして制作いたしまして、
アメリカ合衆国選手団のキャンプ地の
大蔵運動場に展示いたしました。
次に、ちょっと飛びますが、一二ページから一七ページにかけまして、めぐれ!世田谷の灯
プロジェクトについて掲載してございます。
こちらの世田谷の灯
プロジェクトですが、オリンピックが平和の祭典であるといったことから、全ての人が平和で安全安心に暮らせるよう願い、世田谷からの思いを発信することを目的として実施いたしました。
世田谷の灯
プロジェクトでございますが、東京二〇二〇大会開催予定だった二〇二〇年は、世田谷区平和都市宣言、また、世田谷公園内への平和の灯の設置、阪神・淡路大震災、それぞれが節目の年というふうになったために、平和の輪を区内全体に広げ、共有する、そういったことを目的で事業を企画しました。具体的には、世田谷公園内の平和の灯と宮城県三陸町で再開いたしました復興の灯を合わせ、世田谷の灯をつくりまして、子どもを中心として区内全域をリレーでつなぎました。昨年の十月下旬から十一月にかけて、約五百人が参加いたしました。また、ランタンのカバーでございますが、これは世田谷工業振興協会の御協力で制作していただきました。ボランティアとして、日本女子体育大学、また高校生、リコーブラックラムズ、ジェイコムの皆さん、そういった方が御協力いただきまして、この事業を実施いたしました。最後に、十二月十一日に終灯セレモニーを行いまして、三十二名の参加者が世田谷公園内にございます平和資料館から公園内の平和の灯までを行進いたしまして、本事業を締めくくるセレモニーを行いました。
資料一七ページのほうに進んでください。一七ページから一九ページにかけまして、世田谷・綿花
プロジェクトについて掲載してございます。こちらは
実行委員会の賛同団体からの提案事業でございます。
世田谷区は、
アメリカ合衆国の
ホストタウン・
共生社会ホストタウンであることの周知やSNSで交流すること、コロナの期間中でしたので、なかなか交流事業ができませんので、SNSを活用した交流、また、エシカル消費への理解を目的に実施いたしました。約二百人の参加者が綿花から種を植え、その育成状況を共有し、また、エシカルに関するワークショップをオンラインで開催しました。また、出来上がった綿なんですが、クロッシングせたがやに設置しましたツリーに飾りまして、アメリカ選手団への
応援メッセージをこの事業の参加者や、またクロッシングせたがやへ来場した方々に記載していただきまして、情報発信を行いました。
また、一九ページから二二ページにかけまして、折り鶴
プロジェクトについて掲載してございます。こちらも
実行委員会の賛同団体からの提案事業です。認知症の方が
おもてなしに参加することで、生きがいの創出や認知症のイメージを変える、そういったきっかけにすることを目的に事業を実施いたしました。認知症デイサービス事業所では、日頃から折り鶴を制作のプログラムとして組み入れておりまして、認知症在宅生活サポートセンターが中心となって四十九か所の事業所が参加いたしました。認知症当事者や家族、また職員、七百二人が折った折り鶴、二千三百六十八羽を
アメリカ合衆国国旗と区の紋章にかたどりまして、モザイクアートとして制作いたしました。モザイクアート制作の状況や、またモザイクアートの作品を動画や写真に納めまして、
アメリカ合衆国選手団にお渡しをいたしました。また、作品については、第二庁舎ロビー、また
大蔵運動場、イベントの実施時に展示させていただいております。
最後に、広報・PRについてです。二三ページに掲載してございますが、ニュースレターとして月一回、SOKS通信を発行いたしまして、また、毎週火曜日にエフエム世田谷のラジオ番組で放送いたしました。
私からの説明は以上です。
○阿久津皇 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆菅沼つとむ 委員 ちょっと聞きたいんですけれども、
おもてなしで公募か何かでボランティアで結構手を挙げてくれて、オリンピックのときに、
おもてなしをやろうというので、何人か世田谷区民が手を挙げて、登録したよね。あの人たちは途中でやることがなくなっちゃったんだけれども、その手当てというのはちゃんとやっているの。
◎片桐
生活文化政策部長 オリパラのボランティアということで、当初、六百人以上の応募があったんですけれども、結局、縮小していた関係で、最終的には四百四、五十名残った形だったんですが、今後のボランティア活動のほうにつなげたいということで、区のほうでは、おたがいさまbankのほうに御登録いただいて、その中で様々なボランティアのほうに参加いただこうということで御案内を差し上げまして、今のところ、三十名から四十名程度の方がそれに御登録いただいたという形なので、ただ今後のことを考えて、語学ができる方が七、八割いらっしゃるということもあるので、国際ボランティアという形の中で、今後、協力をいただこうということの中で、今、国際課のほうで、そういったもので今後のほうも考えているところです。
◆神尾りさ 委員 この二ページのところにある今後の取組で、これまでは
実行委員会が推進してきたスタイルから、今後は賛同団体が相互につながって取組を進めていくとあるんですけれども、主体的に動ける方々は、いろんな面白い方々もいらっしゃったと思うんですけれども、やりたいですと言える先が、今、この担当部がなくなって、産業振興公社ではなくなってしまうのであれば、例えばアイデアがあったり、こういうことをやりたいとある人たちが、どこに手を挙げるのかというのが大事だなと思うんですけれども、そういったところの計画というのはおありなんでしょうか。
◎小澤
交流推進担当部長 ホストタウン・
共生社会ホストタウンの取組につきましては、それぞれ例えば
ホストタウンにつきましては
生活文化政策部のほうが窓口になりますし、共生につきましては障害福祉部のほうが窓口になるわけなんですが、そのほかの内容につきましては、それぞれの事業を実施するときに、区民の方への呼びかけであるとか、例えば地域でイベントをやるときに、地域の中での窓口というふうな形になると思います。
おもてなし・交流・
参加実行委員会で賛同いただいた団体の皆さんにつきましては、今、一応、まちなか観光交流協会が最初こちらの活動、基本的に賛同いただいた方たちは、そちらの会員になっている方も多いですので、そちらのほうでの提案の受付とか、今後、十八日に
実行委員会を開催しますので、その辺を確認してまいりたいと思っております。
◆神尾りさ 委員 区制百周年に向けて
スタートアップの年というふうに位置づけられているみたいなので、そういうのも踏まえると、やっぱりいろんな意見が出し合える開かれた場みたいなものが存続していくということがすごく大事だと思いますので、そういったところ、せっかくの取組がなくならないようにぜひ心がけて挑んでいただきたいと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○阿久津皇 委員長 それでは次に、(4)縁組協定四十周年区民健康村関係者の集いの実施報告について、理事者の説明を願います。
◎大谷 区民健康村・
ふるさと交流課長 私からは、縁組協定四十周年区民健康村関係者の集いの実施報告について御報告いたします。
昨年十一月二十八日に、世田谷区の東京農業大学横井講堂において四十周年記念の式典を執り行いましたが、村の健康村事業の関係者を交えて、四十年にわたる交流、連携を振り返るとともに、五十周年に向けた区と村の新たな交流、連携の在り方を考える区民健康村関係者の集いを川場村において開催したので、報告いたします。
開催日は、令和四年二月六日日曜日、午後二時から午後四時です。会場は川場村文化会館ホールとなります。こちらについては、区のほうからも関係者の方を会場にお招きして、村の方との交流も図れるようにということを検討していたんですけれども、直前に感染が非常に拡大しまして、まん延防止等重点措置が東京都及び川場村含め群馬県全域に適用されたということで、区からの参加者、あるいは村の参加者についても参加者を絞って、感染症対策を十分実施した上で実施するということになりました。議員の皆様からも出席の予定をいただいていた方は非常に多かったと思います。残念なことに、ちょっと区から川場村ということは人数を絞ってしまいましたので、せっかく御予定していたのを変更していただきました。この場を借りて、御礼とおわびを申し上げたいと思います。参加者数は、総勢で八十九名です。
式典の内容については、川場村長の挨拶、来賓紹介・来賓祝辞で、川場村議長及び世田谷区からは下山議長のほうから御祝辞を賜りました。また、世田谷区長からはビデオメッセージによる挨拶をいただいております。
第二部といたしましては、これからの交流事業をテーマとした東京農業大学客員教授で世田谷川場ふるさと公社の社長であります宮林茂幸先生のほうから講演をいただきまして、その後、四十年を迎えた交流事業と今後のあり方ということで、宮林先生をコーディネーターといたしまして、川場村の地域おこし協力隊の方、あるいは四十周年記念事業を来年度予定しておりまして、それのワークショップに参加していただいた方、また、世田谷から移住してリンゴ園を経営されている方など、村の若手の方と座談会を行いました。
こちらの模様については、川場村の公式のユーチューブチャンネルにおいて、三月上旬に配信する予定としております。世田谷区の
ホームページからもリンクを作成いたしますので、また公開されるようになりましたら御案内させていただきたいと思いますので、ぜひ御覧いただければと思います。
私からは以上です。
○阿久津皇 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆上島よしもり 委員 この川場村との関係については、四十周年ということで、非常に節目として大事な時期だったんですけれども、残念ながらコロナ禍ということで、十分な思い描いていた行事ができなかったということは非常に残念に思います。とはいえ、このように人数が限られた中でもしっかりと行えたということはよかったかなと思いますが、これは区民と共有できていくことが非常に重要だと思うんですね。そういう意味で、先日の東京農大で行われたものと、あと今回、川場村で行われたもの、これらはしっかりと広報されていくと思うんですが、その辺の考え方をひとつお示しいただきたいのと、あと今回、式典の後、基調講演と座談会において、これからの交流ということで議論というかお話がされたということなんですけれども、そういう中で、例えば国で言えば、二地点居住とか、あとリモートワークであるとか、いろいろ都会と地方との関係というのが今までとは大きく変わる一つの節目であったりとか、そういう何かがあったり、あと群馬県知事の山本一太知事も、かなりほかの県と比べても先進的な取組をどんどんやっていこうということで、やる気満々な知事でございますけれども、そういう流れの中で、何か川場村から、今回の座談会の中では、おおよそこれは川場村の方々だと思うんですが、どんなお話があったのかなというのを少し御披露いただくとありがたいです。
◎大谷 区民健康村・
ふるさと交流課長 まず最初に、農大の横井講堂で十一月に行ったものと、今回、川場村で行ったものを共有していくことが非常に大事だということで、そこは我々も意識してございます。それぞれに村、区の方が交流できるような場となればよかったんですが、感染症の状況を見ながらということで、難しい状況ではありましたが、お互いの
ホームページで内容については公開していきまして、また、それぞれの区内での様々なイベントのときに、内容を御紹介する形で、少しでも多くの人に触れていただければというふうに機会を設けられればと考えております。
また、区民と村民との交流ということにつきましては、来年度、八月の終わりに、村と区のほうで、それぞれ区民、村民の方が自分たちでつくり上げるようなイベントを実施することを村のほうと調整しているところでございますので、そういう場などを通じて、直接、区民と村民の方が様々な場で議論したり、共同の作業を行ったりするような機会をより一層深めていきたいというふうに考えてございます。
また、今回のこれからの交流事業、それと座談会のほうでの内容ですけれども、まず、宮林先生のほうからは、これまでの四十年間というのを振り返りながら、こういった交流でいろいろ生み出されたものが村の中でも様々な形で結実していると、レンタアップルもそうですし、道の駅の充実なんかもそのようなものの一つだということで、村の活力を得るためにも、特に世田谷区とはこれだけの関係ができているので、そういった環境をより一層発展させながら、村の力にしていくということを考えていこうというような御提案がされました。
また、座談会のほうの参加者なんですけれども、川場村の地域おこし協力隊の方、またOGの方は、東京から移り住んで、そちらで活動している方でございます。四十周年記念事業のワークショップメンバーは、昔から川場にいた方、また、高校、大学で一旦川場村を離れたんですけれども、また戻ってきて仕事をされているという方、りんご園おおたの方は、世田谷区で移動教室で川場に行ったことをきっかけに、川場村に引かれて、リンゴ農家を経営するようになった方ということで、それぞれ変わった出自の中から、川場村と世田谷の交流ということについて、いろいろ意見をいただきまして、その中で、そういった特に世田谷、世田谷に限らずですけれども、いろんなところから人が入ってくるというところも一つ力になっていくということで、そういったものについて、川場村でも今後どういうことができるのか、また、完全に移住というのは難しい中でも、川場村というのを第二のふるさととして、実際に親戚付き合いのような付き合いを村の人と持てるような、そういう関係づくりみたいなのも今後考えていければなというようなお話をいただいております。
◆上島よしもり 委員 ユーチューブとかで流すことはいいんですけれども、実際見てもらわないといけないものですから、そういう意味では、きちんと区民の方が興味を持ってもらって、実際そこにアクセスするような、そういう流れもつくっていかなくてはいけないと思っています。これは僕ら議員で行ったりするからよく分かるんですけれども、世田谷区にとっても大変な財産だと僕は思いますし、もっともっとそれは財産として区民に広げられるものだと思いますので、そこを四十周年という節目において、いま一度、力を入れていただくことをお願いしたいと思います。
◆田中優子 委員 今、まん延防止等重点措置のときというのは、区民健康村の利用はどうなっているんでしょうか。
◎大谷 区民健康村・
ふるさと交流課長 営業については通常どおりやっておりまして、コロナになってから、宿泊客数も減らすですとか、食事の時間帯もずらすというような対応をしながら、営業を行っております。ただ、やはり団体で予定されていたところはキャンセルが非常に多くなっているんですが、個人の利用については、多少キャンセルされる方もいらっしゃいましたが、一定数、特に週末については、この時期、川場村では川場スキー場でスキーが可能ですので、今年は特に雪も多いので、それを目当てにいらっしゃる方も結構多くいるというふうに聞いております。
◆田中優子 委員 あと一点、ここは私も何回も行ったことがあるんですけれども、特に子どもが小さいとき、合宿みたいな、サッカーとか、そういう練習で行かせていただいたりしたこともあるんですが、建物はバリアフリーになっていましたか。どうなっていましたか。
◎大谷 区民健康村・
ふるさと交流課長 なかのビレジについては、階段状になっている各フロアの間にエレベーターを設けまして、比較的フラットにはなっています。ただ、客室に上がるところには段差があったりとか、車椅子でなかなか部屋の中までは入れないというところで、若干、そこについては問題が残ってございます。また、ふじやまビレジについては、各棟が階段状になっているということ、また、それぞれの部屋がステップアップ、ステップダウンしないと入れないということで、なかなかバリアフリーの対応はできておりません。ですので、ここら辺については職員のほうが介助をしたりとか、そういった形で車椅子を上げて部屋に入れるようにするですとか、そういうような形でのサポートをしているのが現状です。これらについては、昭和六十年に建築されたもので、当時、バリアフリー対する意識も非常に低い中で造られたもので、構造上の問題があるので、バリアフリー改修などで対応するのが難しいので、そこについては職員の対応でフォローしていくというふうに、今行っているところでございます。
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○阿久津皇 委員長 それでは次に、(5)その他ですが、ほかに報告事項はございますか。
◎中潟
スポーツ推進課長 パラスポーツ事業につきまして、御報告させていただきます。現在、内容を調整中のため、口頭報告となります。
パラ陸上車いす記録会、それと車椅子レーサーへの試乗会というものの開催を現在予定をしております。
日時につきましては、令和四年三月二十日日曜日、総合運動場陸上競技場におきまして、日本パラ陸上競技連盟との共催で大会を検討しているところでございます。時間につきましては、午後零時三十分から午後一時三十分に観客を入れる形を検討してございまして、車椅子レーサーの試乗会、午後二時から午後四時に車椅子レースの記録会を予定しております。
新型コロナウイルス感染対策でございますが、まん延防止等措置が延期された場合でも、大会自体は、様々なガイドライン、感染対策を講じて実施するということを確認してございます。また、観客につきまして、緊急事態宣言となれば中止ということでございますが、状況を踏まえまして、選手と観戦者の動線を分けるなどを踏まえまして、何とか大会へ観戦者を入れた形の事業展開を検討してございます。
開催日程が迫っているところでございますので、概要がまとまり次第、本委員会等議員の皆様に周知するとともに、一般のほうにも声をかけたいと考えてございます。
説明は以上でございます。
○阿久津皇 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆岡本のぶ子 委員 今、口頭での御説明でしたけれども、これは国内の試合ということでしょうか。
◎中潟
スポーツ推進課長 今回予定しておりますのは、車椅子の日本代表クラスの方が出場する男女のレースを検討しているということでございます。
◆岡本のぶ子 委員 東京二〇二〇大会後にも様々子どもたちとの交流ですとか、直接体験するということももちろんですけれども、見る交流ということも要望させていただいてきたんですが、その子どもたちとの交流というか観戦というところの枠は何か御検討があるんでしょうか。
◎中潟
スポーツ推進課長 現在、大会規模を確認中でございますが、そんなに大きくない状況でございます。ただ、この一月、二月に予定をしておりました障害のある人もない人も共に楽しめる交流事業参加予定者ですとか、パラスポーツ体験会に参加したいといった方、あと特別支援学級・学校の方にお声をかける予定と、さらにアメリカ選手団キャンプボランティアとして参加いただいた方にもお声がけをしたいと考えております。
◆岡本のぶ子 委員 世田谷区の施設も整備されて整っているところで、今後そういう大会も招致されながら、多くの方が触れ合える機会にもなると思うので、ちょっと急な話なのかもしれませんが、ぜひ機会を捉えながら、また、コロナ禍でもありますけれども、タイミングさえ合えば、何とかそういう場の創出をお願いしたいと、これは要望です。お願いします。
◆上島よしもり 委員 聞き漏らしちゃったか分からないんですが、車椅子の陸上大会というのは種目としてはどれぐらい考えていらっしゃっていて、あと実際開催するとしたら、期間は一日で終わるものなのか、何日間かでやるものなのか。あと、実際、それを実施するにおいて、区の持ち出しというんですか、区は主催するに当たって、どんな負担があるんでしょうか。また、いろいろ課題もあると思うんですが、実際、障害者の方がスポーツできるところにちゃんと来てもらって、いろんな手配もしなきゃいけない、ボランティアの方は、先ほどの方とかに来てもらったりとか、いろいろあるんですが、その辺というのはどのように考えているか。今の現時点で分かる範囲で結構ですから、教えてください。
◎中潟
スポーツ推進課長 現在、日本パラ陸上競技連盟との中では、車椅子レースを男子、女子でそれぞれ三種目程度、例えば千五百メートルと五千メートル、あとは、これからパラ陸上を始めようとする方がいれば、百メートルというような競技を検討しているというところを伺っております。
今回、共催という形でございまして、世田谷区の役割としますと、会場の確保ということで、総合運動場陸上競技場を今回につきましては一日、共催として世田谷区が会場を確保するというところ、さらに駐車場等の確保等につきましては、
スポーツ振興財団も共催に入ってございますので、その中で実施していくということで、大会参加者につきましては、陸上大会に出場するという者はそれぞれ参加料というのがかかるということは伺っております。実際に現場のほうも見ていただきまして、参加する選手の数が多くてそれぞれ男女十五名、三十名ぐらいではないかということでございまして、陸上競技場トラックの中ですとか、更衣室等の場所も踏まえて、人数は十分対応できるのではないかということと、動線のほうについても今確認をしていただいているというところでございます。
◆いたいひとし 委員 ちょっと今のと関連することになるかもしれませんが、今、冬季のオリンピック・パラリンピック、パラリンピックは今後なんですけれども、前回、岡本委員でしたか、ゆかりの選手ということで
ホームページ上でアップしたらどうかという御提案をして、冬季はこの議会の審査事項なのかどうか分かりませんけれども、広い意味でスポーツ振興ということを考えたときに、私もいろいろと、区内にある日体大だとか日大だとかの
ホームページも昨日見たんですね。そうしたら、本校の関係者ということで何人か競技に参加した方という方も載っておりまして、場合によっては、その競技内容についての説明もあったりとかして、特にパラの場合は、またオリンピックも新しい競技も出てきているんですけれども、ぜひそういったもののPRとか周知とか、オリンピックを見て、この選手も世田谷とどこかでつながっていたなとか、そういうようなPRというか啓発は今後する予定があるのか、ないのか。その一点だけお尋ねします。
◎中潟
スポーツ推進課長 現在、北京オリンピックが終了したところでございますが、そこに関して、私どものほうで周知ということは現在していない状況でございますが、ゆかりの選手ということで、日本体育大学では、スケートの高木選手等がいらっしゃるところがございまして、今の大会の結果等につきましては、関係のある方に関して連絡等は取らせていただいている状況でございます。また、パラスポーツをこれから進めるに当たって、そういったものを知っていただくという機会になろうかと思います。そこについては、周知のほうも検討するのと、また、大会終了後に、区に関係があるということであれば、お越しいただくような調整等を検討していきたいと考えております。
◆いたいひとし 委員 ぜひ積極的に取り組んでいただければと思います。
○阿久津皇 委員長 それでは以上で報告事項の聴取を終わります。
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○阿久津皇 委員長 次に、2閉会中の
特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。
1. 東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会の推進及びレガシーの創出・継承について
2. スポーツ施策及び
スポーツ施設整備について
3. 交流推進について
とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○阿久津皇 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。
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○阿久津皇 委員長 次に、3協議事項に入ります。
まず、(1)参考人の出席要請について協議いたします。
資料、参考人の出席要請についてを御覧ください。
参考人の出席要請につきましては、前回の委員会で決定を受け、正副委員長で団体及び理事者と協議し、四月二十七日水曜日午後一時から資料のとおり行うことで調整させていただきました。今後の
新型コロナウイルス感染症の状況にもよりますが、日程を含め、資料のとおり参考人の出席を求めることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○阿久津皇 委員長 それでは、そのように決定いたします。
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○阿久津皇 委員長 次に、(2)次回委員会の開催についてですが、先ほど決定いたしましたとおり、四月二十七日水曜日午後一時から開催いたします。
なお、年間予定である五月二十七日金曜日午後一時からについても開催予定といたしますので、予定をよろしくお願いいたします。
以上で協議事項を終わります。
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○阿久津皇 委員長 そのほか何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○阿久津皇 委員長 それでは、以上で本日のスポーツ・
交流推進等特別委員会を散会いたします。
午後二時三分散会
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署名
スポーツ・
交流推進等特別委員会
委員長...